1
/
5

文化財の多言語解説を整備し、訪日外国人の体験滞在の満足度を向上

編集

1099 views

ABOUT

観光庁による地域観光資源の多言語解説整備支援事業は、日本各地の文化財に関する先進的・高次元な多言語解説文を整備する事業です。訪日外国人に滞在地の文化や歴史の魅力を正確に伝え、体験滞在の満足度を向上させることを目的としています。ORIGINAL Inc.は専門人材(制作会社)として、2018年から2年連続で本事業に携わっています。

既存の訪日外国人向け解説文は、情報が不十分で表記統一されておらず、地域の魅力を十分に伝えられていないなどの課題が指摘されていました。本事業はこれらの課題に対応するべく立ち上がったプロジェクトです。2018年度は「国立公園」「世界遺産」「国宝・重要文化財」といった分野を対象に解説文を整備。2019年度は「地域伝統芸能」「祭り」「食文化」「温泉」などと地域数および分野を拡充して展開しています。

ORIGINAL Inc.は解説文を作成する専門人材として本事業に採用されました。2018年度は5エリア、2019年度は全国18エリアを担当。世界文化遺産、国立公園、社寺、城、温泉、祭り、食文化の魅力を、外国人が興味を持てる切り口で文章に落とし込んでいます。

本事業に2年連続で起用された背景には、ORIGINAL Inc.の運営するタイムアウト東京編集チームの徹底した現地調査と、訪日外国人の感性に響く高度なライティングスキルが挙げられます。まずは実績のあるネイティブライターが外国人目線で現地を調査。その上で訪日外国人が興味を持つストーリーを組み立てて執筆するため、単なるファクトのまとめではない解説文に仕上がっています。

また、2019年度に担当している広島平和記念公園や佐渡ヶ島といった地域は、海外からの評価や反応に対して慎重に対応する必要があるエリアです。ORIGINAL Inc.には国際的な視野をもったスペシャリストが在籍しているため、特に配慮が必要な地域の解説文も担当できる体制となっています。