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CREATIVE IS ENDLESS BATTLE

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ABOUT

AWARDS
FWA SITE OF THE DAY
http://www.thefwa.com/shortlist/creative-is-endless-battle-
W3Award WF1 Animation Silver
http://www.w3award.com/winners/list/entries/?award=3
W3Award WF6 Video or Motion Graphics Silver
http://www.w3award.com/winners/list/entries/?award=3
W3Award WD13 Branding Silver
http://www.w3award.com/winners/list/entries/?award=3
W3Award WG73 SelfPromotion Silver
http://www.w3award.com/winners/list/entries/?award=3
第14回 文化庁メディア芸術祭 エンターテイメント部門 審査委員会推薦作品
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2010/recommend/entertainment.php
Yahoo! Japan Internet Creative Award 企業の部 ウェブコンテンツ部門 ノミネート
http://creative-award.yahoo.co.jp/
FITC Awards 2011 3D Flash Finalist
http://www.fitc.ca/awards/pc/
Webby Award Corporate Communications Official Honorees
http://www.webbyawards.com/webbys/current_honorees.php?media_id=96&category_id=90&season=15
Webby Award Self-Promotion/Portfolio Official Honorees
http://www.webbyawards.com/webbys/current_honorees.php?media_id=96&category_id=131&season=15
NewYork Festivals Design Finalist Certificate
http://www.newyorkfestivals.com/main.php?p=2,10,11
Tokyo Interactive Ad Awards ウェブサイト部門コーポレートサイト Finalist
Adstars2011 Interactive Finalist

OUTLINE
2009年11月に、ワン・トゥー・テン・デザインは10期を迎えました。
私たちは、2010年を大きな節目と捉え、今後の10年を占う最も重要な年と位置づけ、
組織再編や社内教育、そして各部署単位でのスキル向上に努めています。
プロダクションとして、原点をもう一度見つめなおすこと。つまり、制作の重要性を改めて認識し、
クリエイティブに今後のステップアップの軸足をしっかりと定めること。
それにより、今、メディアの変革により引き起こされている業界内での将来への不安に巻き込まれず、
クリエイティブを強い基盤とし、プロダクションとしての正しい発展像を描ける。そう確信するにいたりました。
そのビジョンを体現し、自らへの十戒とすべく、半年以上に及ぶ自社開発を経て、当サイトを制作し公開するにいたりました。
In November of 2009, 1-10design celebrated its tenth anniversary. We consider 2010 to be an important turning point and a year predicting how the next ten years will go. We are working toward institutional reorganization, social education, and raising department-level expertise. In terms of production, we want to return to the its pure form once again, that is, to reconsider the essence of creation. By reenforcing the importance of production, we hope it will creativity propels us to the next step.In order to outride the storm of the information revolution and its uncertainly, we believe stronger then ever in the solid foundation of both creativity and production. Manifesting this vision like our own Ten Commandments, we have spent over six months in creating our new company site, which embody our vision of the creative process.

MISSION
2007年1月に公開したver.2では、「プランニング可能な(企画力のある)プロダクション」をテーマに、技術力やデザインではなく、アイデアを表現したサイトに致しました。そして、それから3年が経過し、ワン・トゥー・テン・デザインは面白いアイデアのあるプロダクションとして少なからず認知され、企画段階から多くお声掛け頂けるようになりました。
その状況の中、今、私たちが伝えたいこと。
それは決して知名度の向上のための奇抜なアイデアでも、しっかりした企業情報でもありません。
10期の今だからこそ伝えたいこと、それは「私たちには絶対に曲げられない、クリエイティブの力を信じる心がある」ということです。だから、ver.3は、「見ていただくのではなく見せたいサイトを自由に作ろう」をテーマにいたしました。
コーポレートサイトでありながら、3D格闘ゲームという表現を採用。
「闘いを通じて私たちの理念を感じとってもらえるサイトを作ろう」、それを自らの課題としました。

PROPOSAL
2009年10月より、自社サイトの制作は始まりました。
実はその半年も前から3D格闘ゲームというイメージは固まっていたのですが、実際に試してみると、既存の3Dエンジンライブラリは動作負荷が非常に高く、私たちのイメージには程遠いことがわかりました。
そのため、まず高速な独自のFlash用の3Dエンジンを開発から着手しました。
そこでは、複数のスタッフがそれぞれ独自にエンジンを開発を進め、各自の手法を比較する手法を採用。開発に時間を要しましたが、高速な3Dエンジンの開発に成功しました。
2009年末、いわゆる1vs1の対戦格闘ゲームは完成したのですが、購入した人体のモーションではあまりにも既視感が強く、ただ綺麗な格闘ゲームでしかありませんでした。手付けモーションの方向も検討したものの、効率やリアリティの面で納得のいくものは難しいと判断。そこで、私たちはモーションキャプチャーの採用に向けて動くことになります。
多くの参考書籍を読みあさったり、学会にも足を運び先端の研究に触れるなど、0からモーションキャプチャーを学んでいき、それに対応した3Dエンジンも完成していきました。
そして、2010年2月、デジタル・メディア・ラボさんのご協力の下、JAC出身で、プロのアクションアクターの萩原氏に
演技を頂き、大阪電気通信大学のスタジオにて、モーション撮影を行います。
モーション撮影後、ようやく本制作へ。
デザイン・モーション・プログラム、3Dモデリングに3DCGムービー。そのすべてが密接に連動するため、従来のワークフローは通用しません。チーム間の連携を第一に作業を進める必要がありました。
キャラクターのイメージイラストを幾通りも描き、それが3Dモデリング可能かどうか、さらにはFlashで表現ができるのか、何度も何度もモックの制作と破棄の繰り返し。最終デザイン案に到達するまで、チームが一丸となって試行錯誤を続けました。
全体の世界観を決まってからも、試行錯誤は変わりません。
UIデザイン、テクスチャデザイン、キャラクターモデリング、モーションのタイミング、アニメーション調整、バトルの操作性、エフェクト調整などなど。作ってはチームに意見を募り、社全体にも意見を募ります。そうして少しずつ現在のサイトに近づけていきました。
公開数日前、チームで悩んだ結果、フォントの作り直しを断行。ほぼすべての画面に修正が入るものの、最後まで妥協せずクオリティに挑戦しました。

RESULT
長い制作期間を経て、私たちは3D制作全般に対するスキルを取得することができました。
そして、何よりも、チームとして制作への飽くなき強い意志を感じることができたのは、今後の社の10年を占う意味でたいへん大きな財産となったと信じています。「このメンバーとならもっと高い次元のクリエイティブに挑戦できる」、そう心から思わせる素晴らしい作品になったと私たちは誇りに思っています。
サイトでは私たちの制作に対する理念を唱えています。
このサイト制作の経験を通じて、少なくともその理念に少しは近づけたのかな、そう思います。
皆さんに少しでもその想いが伝われば幸いです。
また、ヒムロヨシテル氏によるBGMがバトルを大きく盛り上げています。
この場を借りて、素晴らしい楽曲をお作り頂いたことに心より感謝申し上げます。
http://www.1-10.com/